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  • 執筆者の写真ARU

育成年代について考える

更新日:2020年12月15日


 現役の頃から、指導者になった今でもずっと考えている事があります。それは、


 育成年代にとって、「普及」・「育成」・「強化」の割合はどのくらいなのか。


この3つの違いは何か?定義は?

そもそも、育成年代に「強化」は必要なのか?

どこまでが「育成」で、どこからが「強化」なのか。

子供の育成とは、どんな理念を持って取り組むべきか。


皆さんはどう考えますか?又、どんな理念を持って取り組んでいますか?


 世の中には、それぞれの人たちが役割と目的を持ってお仕事をし、お互いが成長していくように、指導に関しても、役割を理解した上で、理念と強い信念持って子供達と接する必要があるのではないかと思っています。


 私がアカデミーを立ち上げる時に、一番最初に掲げたのは、揺るぎない理念です。これまでの選手として、又、海外で経験し感じた事を整理した時に、スポーツとはこうあるべきであって欲しいという想い、これまでの常識とは違う育成現場の空間を作りたいと決心し、

アカデミーを立ち上げてスタートしました。

 最初の頃は、チームが強くないと子供達が集まらないんじゃないか、一般的な厳しい指導じゃないと、周りに認めてもらえないんじゃないか、そう一瞬頭をよぎる事もありましたが、常にアメリカやドイツで選手として経験した時の、心理的安心な環境、バスケが大好きで常に高め合う、時間の使い方が幸せだった経験を思い出して、そんな環境にするんだと強い信念を持ち、常にイメージしてやり続けてきました。

 現在は9年が経ち、自分の理想の環境に近づいてきています。子供達も自然と集まってきますし、親御さんからは相談を受けたりなど、お互い成長し合える環境です。

 バスケットボールという道具を使って、関わる子供達が最高の自分になれるようにと、

子育てのお手伝いしているような、そんな役割の育成です。


 一番は、ずっと立ち上げから一緒に居てくれるアシスタントコーチが、理念に共感してくれて、一緒に成長を楽しんでくれて、本当に大事だよねといつも話せる、それがとても心強く、自信になります。ここ3、4年で元WJBLの引退者を3名程アシスタントとして雇ったりもしています。共感する仲間が増えることが、とても幸せで感謝してます。

(素敵な仲間たちの紹介は今度にします)


 育成年代に大事なのは、その種目のスポーツだけを磨くということももちろんですが、それ以上に、好きなことを見つける時間、たくさん失敗して成長できる機会、そこから学ぶものを考えさせる時間、その先にどんな分野でも世界に活躍できる人間性を育てる人材に導くための環境を、大人が与えてあげる事だと思っています。


 次回のBlogでは、私なりに定義した、「普及」・「育成」・「強化」の考え方について書いていきたいと思います。


ARU


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